カウンセリングサービス■心理学講座「人に嫌われていると思う心理(1)〜投影の心理が与る影響〜」
◎リクエストを頂きました。ありがとうございます。
===================================
友達や好きな人に、自分が避けられているような態度を取られたりすると、相手にもさまざまな都合があったりするのかもしれないのに、あまり相手の都合などを考えず、嫌われてしまったのかと考えすぎて、自分の悪かった部分を考えて謝ってみたり、ひどく人に嫌われることを恐れるあまりに、相手の顔色ばかりうかがってしまったりします。嫌われることにひどく恐れを感じてしまいます。どうしたら、人にもいろいろな状況や気持ちもあると考えて、すぐに嫌われてると思わないようにできるでしょうか?
===================================
●投影の心理が与える影響
ポップスの先頭をpresants人
まずは、もし相手が自分を嫌っていないと想定してみましょう。
相手が嫌っていないにも拘(かか)わらず、自分は嫌われていると感じてしまうとしたら、心の中では、どんな動きが起きているのでしょう?
投影の心理が働いていると考えられます。
我々は心の中にある物を外に映し出し、外に起こっている出来事に色づけをして、見ることがあります。
この心の内面を外に映し出すことを投影と言います。
例えば、桜の花びらが、ひらひらと地面に落ちるのを見て、『のどかな春だな〜』と思う人もいれば、はかなさを感じる人もいます。
桜の花びらが地面に落ちるという現象は同じはずにもかかわらず、人によって感じ方が違うわけです。
人それぞれの心理状態が影響しているからなのです。
ジェニファー·ラブ·ヒューイット - どのように私は対処しない
『のどか、ゆったりとした感覚』という心のサングラスをかけて、桜を見る時もあれば、『はかないという感覚』という心のサングラスをかけて、見ていることもあります。
同じ物を見るにしても、黒いサングラスと、青いサングラスをかけて物を見るのでは、色が違って物が見えるようなもので、その時の心理状態によって物の見方、感じ方が変わってきます。
別の例えをしましょう。
一人窓際で外を眺めている人がいたと思ってください。
すると友人が声をかけてきました。「何か悩んでいるのかい?」と。何でもないよと答えるのですが、友人は、「一人で抱えないで悩みがあったら話してみなよ」と言います。
車 - 私が歌詞を必要としてだけで何
ただ窓から外を見て、日なたぼっこをしていただけなのですが、友人は自分が悩みを抱えた時は、一人で抱え、一人で考え込む方なので、自分と同じように、無理をしていると感じたようでした。
自分が悩みを持った時に、一人で抱えて、一人で考え込むように、人も同じように、一人で抱えて、一人で考えんでいるように、見えてしまったわけです。
これも、心の内面を、外に映しだしている投影です。
相手が嫌っていないにも拘わらず、なぜか嫌われているように感じてしまうことを、投影の心理を使って考えてみると、自分の心のなかの、何を外に映しだしているのでしょう?
答えは、次号での発表です。お楽しみに!
>>>『人に嫌われていると思う心理(2)〜投影を取り戻しましょう〜』へ続く
0 コメント:
コメントを投稿